埼玉県さいたま市のマンションで、屋上防水工事を行いました!
「マンションの屋上に大きな水たまりができるので見てほしい」とのお問合せをいただき、現場に向かいました。
屋上やベランダのように勾配が少ない場所では、防水に焦点を当てた、防水工事が施されています。
防水層がある事によって、水が溜まりにくく、ドレン(排水溝)まで水が流れてくれるのです。
しかし、雨風や紫外線、人の歩行などによる摩擦によって、年々防水層が劣化していきます。
すると、クラック(ひび割れ)や防水層の膨れ、ドレンのつまり、カビや苔の発生、排水不良などの症状が発生します。
更に劣化を放置すると、建物の内部に雨水が侵入し、雨漏りを起こしてしまいますので、屋上やベランダで上記のような症状が発生した際には、お早目にご相談ください。
こちらの「ベランダや屋上の塗膜剥がれは放置していても大丈夫?」のページでも、劣化症状について詳しくご案内しています。
防水工事は、大きく分けて4つあり、「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」とあります。
場所によって適した施工方法があり、実際に施工する場所の状態を見て、最適な施工方法を提案させていただいております。
今回は、ウレタン防水通気緩衝工法という施工方法を用いました。
ウレタン防水絶縁工法とも呼ばれており、防水専門業者だけが施工できる工法です。
「ウレタン防水の種類とそれぞれの特徴やメリットデメリットを解説!」は、こちらのページです。
まずは既存の防水層に水が溜まっている為、既存の防水層を撤去しました。
次にシーリング(建物の隙間という隙間を埋めている防水材)をし、カチオン樹脂で仮防水を行います。
特に隅の方は雨漏りしやすい場所なので、入念に処理をしました。
仮防水後、接着剤(AVボンド)を塗布しました。
この後に敷く緩衝シートと下地の接着力を高める為の接着剤です。
次に水を吸ってくれる緩衝シートを敷きます。
緩衝シートには様々な種類があり、今回は少しずつ水を吸って脱気筒を通し水分を逃がしてくれるシートを使用しました。
シートを敷いた後は、よれや捻じれが起きないよう、ローラーで綺麗に整えました。
緩衝シートを敷き終えたら脱気筒を取り付けます。
脱気筒は少ない数で、しかし最大限効果が発揮できるよう設置していく必要があります。
脱気筒を設置したら、液状のウレタン塗料を隅部から2回に分けて塗装していきます。
最後に防水層の表面を保護するトップコートを塗装したら完成です!
これでしばらく安心ですね。
この度はご依頼いただき、ありがとうございました!
「選ばれる理由」については、こちらのページでご紹介しています。
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埼玉県上尾市のO様邸にて、雨漏りの修繕工事・シーリング(コーキング)工事を行いました!
O様より、窓の周りから水が入ってきて、クロスが剥がれているとのお問合せをいただき、急いで現場に向かいました。
拝見したところ、サッシ廻りのシーリングが劣化して雨水が侵入してしまっていました。
シーリングはコーキングとも呼ばれており、どちらも同じものと考えて問題ありません。
シーリングは建物の隙間という隙間に埋められています。
外装ではサッシ廻りの他、サイディングボードの継ぎ目、屋根の棟板金の継ぎ目、内装ではキッチン廻りや洗面台廻りなど、至る所に施してあるブニブニとした弾力のある素材です。
とても身近なものなので、誰でも1度は触れた事があるはずです。
部材の隙間を埋めているシーリングは、雨水が建物の内部に侵入しないよう、防水の役割を担っています。
また、ゴム状の素材の為、建物が地震などで揺れた際はクッションの役割をし、外壁などにヒビが入らないように緩衝材としても役立ってくれています。
しかし、シーリングは紫外線などの影響により、年月が経つにつれて劣化していきます。
劣化すると硬化し、隙間ができてしまうので、先述した2つの役割を担えなくなります。
すると、雨水が建物の内部に入るようになってしまいます。
「シーリング(コーキング)のひび割れや剥がれは赤信号!」は、こちらのページです。
シーリング工事には2つの施工方法があります。
1つは古いシーリングを撤去して新しいシーリング材を充填する「シーリング打ち替え工事」。
もう1つは古いシーリングの上から新しいシーリング材を充填する「シーリング増し打ち工事」です。
打ち替え工事の方が劣化状態がリセットできるので、できれば打ち替え工事を行いたいのですが、建物の構造によってはシーリングを撤去すると施工不良を起こす場合があります。
その為、なんでも打ち替え工事にしては危険で、よく状態を見極める必要があります。
O様邸のサッシ廻りは打ち替え工事が行えた為、以下の工程で行いました。
1.古いシーリングをカッターで撤去
2.施工箇所周りをマスキングテープで養生
3.プライマー(接着剤)を塗布
4.新しいシーリング材を充填
5.ヘラを使ってシーリングを隙間の奥まで押し込み、表面を平に均す
6.マスキングテープを剥がして完成
シーリング工事後、室内のクロスの張り替えも行いました。
この度はご依頼いただき、ありがとうございました!
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